こんにちはー、もんげー(@monge_2020)ですー。

レバナスなど、レバレッジが欠けたETFが流行っていますね。
ここ最近は弱気相場なのでそこまでの過熱感はないみたいですが。

レバレッジとは「てこ」という意味で、少ない力で大きな結果を出すというものです。
レバレッジETFは、通常の値動きに対して2倍や3倍の動きが出るように運営されている商品です。

もちろん上げ相場のときは2倍3倍上がるのでとても儲かります。
コロナ禍にはこれで大きな利益を出した人が多いのでしょう。

そのことで大ブームとなったのですが、2022年に入ってからは弱気相場入りしてしまい、ブームになってから購入した人はレバレッジをかけて損失を出しているのではないでしょうか。

それでもいつかは上がります。
そこまで持ち続ければいつかは大きな利益が出せるでしょう。

でも、それでもレバレッジETFは長期投資には向かないんです。
短期投資用の商品なんです。

下りのエスカレーターに乗っているようなもの

レバレッジETFは2倍や3倍の値動きをするように運用されています。
これってただ株式を買っているだけでは2倍3倍にはなりません。

いろいろな取引手法を駆使することでその値動きが実現しています。
すごく手間がかかっているんですね。だから手数料が高い。

ETFは手数料が安い。
それは正解でもあり間違いでもあります。

確かにシンプルな王道のETFは手数料が安いです。
しかしレバレッジETFはそれらとは別物のETFで非常に手数料が高い。

この手数料の高さが「下りのエスカレーター」である理由の一つ。

2倍3倍には落とし穴がある

レバレッジETFは指数に対して2倍や3倍の値動きをすると言っても完全に連動して動くわけではありません。
「その日単位」で2倍3倍動くんです。

どういうことかというと、
指数が10下げて、次の日に10上げたら元に戻ります。

しかしレバレッジETFは指数が10下げたら20下がります。
すると資産が縮小します。
次の日、指数が上げてもその縮小した資産に対して上げになるので、指数が元に戻る分だけ上げてもレバレッジETFは元のところまでには戻りません。

20下げて18上がる。
こんな感じ。

上げ一本調子のときはいいんです。
しかし一旦下げると戻るのに指数と同じように戻るわけではない。
特に今のような弱気相場で下げが続くと戻すには大変だというのがわかるかと思います。

なんせ「下りのエスカレーター」に乗っているのですから。

一生懸命がんばって損失を出してくれている

そしてこれがもうコントかよ!? となるのですが。

下げてるときはいろいろ工夫して一生懸命がんばって2倍3倍の損失が出るように運用してくれているわけじゃないですか。
そしてその一生懸命がんばって工夫して運用してくれていることに対して高い手数料も支払っている。

いや、そこがんばんなくていいから!
って言いたくなりませんか?

長期で投資するとどうしても下げる局面があります。
そうしたときにあまりにも無駄なコストを支払うことになります。

だから長期投資には向かないんですね。

上げ相場では最強

ただし上げ相場で短期投資するなら最強です。
普通の指数に連動するインデックスファンドの2ば3倍の利益を叩き出すのですから。

投資商品にはそれぞれ特徴があり、投資目的によって使い分ける必要があります。
もしあなたが老後資金を長期投資で作ろうとするなら通暁のインデックスファンドに投資しましょうね。

逆に短期で大きな利益を得たいときは、相場が上がるタイミングを見計らってレバレッジETFに賭けるといいと思います。

まあもんげーは「上がるタイミング」なんて分からないので、地道にインデックスを積み立てます。

もんげー