こんにちはー、もんげー(@monge_2020)ですー。
いろいろなものの値上げが始まっていますね。
円安も20数年ぶりという値段になっています。
長らくデフレだった日本経済。
ものが値上がりしていくインフレは、日本政府や日銀がずっとこうなって欲しいと思っていた状況なんです。
ただ値上がりするだけじゃなく、「給料も上がりながら」という状況を目指しtいた。
しかし現状は給料は上がっていないのに値上がりだけしている、という「悪いインフレ」状態。
なぜ日本の給料は上がらないのか。
企業は儲かっている
給料が上がらないのは企業が儲かっていないから?
いいえ、日本の企業は過去最高に貯金(内部留保)が増えています。
儲かっているんです。
アベノミクスという政府の経済政策で日本の企業は儲かりました。
政府はそうやって儲かったら給料を上げてくれると思っていたんです。
しかし給料は上がらず、企業はお金を抱えたまま。
なぜこうなってしまうのでしょうか。
簡単にはクビできないから
日本は「雇用される側」がとても強いです。
簡単にクビにできないようにしっかり守られています。
もちろんこれは従業員が安心して働くための大事な制度です。
しかし、こと「給料が上がらない」という面においてはマイナスに働いているのです。
企業はいったん給料を上げてしまうと、その後はおいそれと下げることはできません。
だからといってクビにすることもできません。
景気は良いときもあれば悪いときもあるものです。
いま景気がいいからといって給料を上げてしまうと、景気が悪い時期がきたら困ってしまいます。
最悪、企業が給料を払いすぎて資金がなくなり倒産してしまうこともあるかもしれません。
だからなかなか「給料を上げる」というのに踏み出せないんですね。
給料が上がるプロセス
ではどうすれば給料が上がるのか。
それは企業が簡単にクビにできるようにすることです。
は?
と思われるかもしれません。
なぜそうなるのか説明しますね。
例えばコロナ禍で世の中はニーズが激変しました。
仕事がなくなった業種もあれば、配送業はとても忙しくなりました。
配送会社は需要の激増により相対的に人手不足になりました。
できるならたくさん人を雇いたかったはずです。
しかしここで雇ってしまうと、いまは忙しいけどコロナ禍が終わったあと、その社員をクビにすることができません。
コロナ禍がいつまで続くかは予想できませんが、いつか終わることは予想できます。
これではこの忙しいときに人員を補充することができません。
でも簡単にクビにできるとしたら、配送すればするほど儲かるのだから少し高めの給料で求人するはずです。
そんなにもらえるなら、と求人に応募する人がでるからです。
このようにその時々、時代の状況に応じて忙しい業種というのは変化します。
忙しいときに気軽に人員を補充することでより利益を増やせるなら労働力は取り合いとなり給料が上がるんです。
しかし日本社会はそうはならない
理屈的には簡単にクビにできるようになると給料は上がります。
しかしこの日本社会ではそのような制度改革は起こらないでしょう。
雇用の流動性が上がって給料が上がるメリットよりも、せっかく掴んだ自分の職を簡単に失うかもしれないデメリットのほうが勝つからです。
社会が受け入れるはずがありません。
だから今後も日本の給料が上がることはありません。
給料の上がらない社会の行き着く先
でも、このままだと給料は上がらないのに物価が上がるという「悪いインフレ」で社会が潰れます。
企業の利益が出せなくなってくるでしょう。
そうなれば外資に買われてしまうかもしれません。
外資が入ってくると日本社会が受けれるかどうかなんて関係なく、「簡単にクビにする会社」が出来上がる可能性があります。
遅かれ早かれ、そうなってしまう可能性があるということです。
それなら自分から動けばいいのにな、って思いますけど……
まぁ、無理でしょうね。
行き着くところまでいって、焼け野原になるところまでいかないと変われない民族なんですよね。日本って。
最後は自力がものをいう
行き着くところまでいった焼け野原の世の中では誰も助けてはくれません。
自分の力でなんとかするしかありません。
現状、なかなか希望は持てない状況です。
というか、もんげーはかなりの高確率でけっこう大変な世の中になると思っています。
そうなったとき、ちゃんと自分の力で生きていけるように。
常に鍛えておきたいですね。
もんげー